●体験レポート⑧ 洛西寮 クリスマス会 (2011.12.9)

障害者支援施設洛西寮のクリスマス会におじゃましてきました!

洛西寮とは、視覚障害者の方に、自立と社会経済活動への参加を促進できるよう、施設障害福祉サービスを提供することを目的としている障害者支援施設です。

洛西寮:http://www.murasakino-f-c.or.jp/index.html

 

この日の洛西寮のクリスマス会は、朗読ボランティアと洛友会(洛西寮利用者の自治会)の合同企画で開催ということで、今回は、ボランティアの方々にお話を伺いました。

「洛西寮ボランティア」さんは、今年3月の「洛西ニュータウンまちづくり交流フォーラム」にもご参加くださいました。

墨字情報などのテープおこしをする「朗読ボランティア」、利用者の外出支援を行う「手引きボランティア」、点訳を行う「点字ボランティア」などがあります。

ボランティア登録人数は現在56人。

クリスマス会には19人が参加されていました。

 

クリスマス会のプログラム

 平成23年12月9日(金)13:00~15:00

  1.開会の挨拶

  2.洛西寮ボランティアの紹介

  3.朗読ボランティアによる出し物

    ①詩の朗読

    ②狂言「ぶす」の朗読

  4.職員による出し物

  5.みんなで合唱

  6.閉会の挨拶

朗読ボランティアの出し物の一つ目、詩の朗読は、ピアノ演奏もまじえて、 情景豊かな朗読でした。

二つ目の狂言「ぶす」の朗読は、ストーリーが面白く、みなさん聞き入っていました。

 

ボランティアの方々から、利用者のみなさんにクリスマスプレゼントが!

箱から出ているリボンを引くと・・・何が当たるでしょう・・・。

心のこもった楽しいプレゼントでした。

 

クリスマス会終了後、ボランティアの方々にお話を伺いました。

 

まず、今日唯一の男性ボランティアの澤村さん。

澤村さんは、桂から来られているとのこと。

今年の8月まで15年間、洛西寮の宿直をされていたそうです。

利用者のみなさんとも顔なじみで、利用者の方々も慣れていらっしゃる感じでした。

 

次に、この日の最年少の舌間さん。

舌間さんは境谷学区にお住まいで、今年の6月から朗読ボランティアをされています。

活動を始められたきっかけは、保健センターでの「絵本ふれあいボランティア」の仲間に誘われて。

「朗読は一方向だがまだいいが、視覚障害者の方と直接関わる時は、失礼なことがあったらいけない…と思ってなかなか難しいです」とおっしゃっていましたが、明るく積極的に関わってらっしゃいました。

 

最後に、朗読ボランティアの代表、齋藤さん。

齋藤さんは福西学区にお住まいで、洛西寮が開設された25年前からボランティアをされています。

それ以前から、清掃活動や病院のボランティア、朗読のボランティアなど様々なボランティア活動をされていたそうです。

「“自分のできることをして、自分たちのまちをよくしていこう”“生活の一部としてできることをやっていく”という思いで活動しています」とおっしゃっていました。

さらりとおっしゃっていましたが、その思いを25年以上も継続されていることはすごいことだと思いました。

 

朗読ボランティアは、現在約15人ぐらい登録しており、毎週月曜日10時から、洛西寮で10人ぐらいで活動しています。

新聞記事などを朗読し、録音し、その日の午後に洛西寮内に放送します。

洛西寮施設長のお話では、以前このポータルサイトでも紹介した「視覚障害者支援ボランティア養成講座」を来年度も開催されるそうなので、ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

講座について詳細が決まりましたら、またご案内いたします。

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洛西ニュータウン通りの愛称づくり委員会
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