平成22年2月12日(金)に,委員会における今後の課題である「活動に適した組織体制の確立」,「活動拠点の確保」などの参考とするため,「住民主体のまちづくり」に取り組む神戸市長田区真野地区を見学しました。
見学会では,まちあるきを行い,真野まちづくり事務所や福祉センターなどの活動拠点の見学を通じて,活動拠点の必要性や求められる機能についてのヒントを得ました。
意見交換会では,真野まちづくり推進会が地域の合意を代表する組織に至るまでの経緯や,住民の主体的な活動と行政との連携のあり方等について,真野まちづくり推進会の方から説明をいただくとともに,真野地区に関わるまちづくりプランナーの方から,今後の活動の参考となる意見をいただきました。
【参加者の主な感想】
・「真野同志会」が基盤となり,まちづくりを担う人材の育成に力を入れている点は
大変参考となった。
・まちづくりについて行政と対等の立場で話し合いができる組織(真野まちづくり推進会)が
あることが,住民主体のまちづくりを進められる要因ではないか。
・住民のまちづくりに対する意識を高める大きなテーマの重要性を認識した
(真野地区では“震災復興”が挙げられる)。
平成20 年1 月17 日(木)、委員会・部会の取組の参考とするため、初の事例見学会として千里ニュータウンを見学しました。
日本で初めて本格的な二ュータウンとして建設された千里二ュータウンは昭和37年のまちびらきからすでに50年近くが経過し、少子長寿化の進行や住宅の老朽化など様々な課題に直面しています。
見学会では、まちづくりの第一線で活動されてきた方々のお話をうかがい、意見交換を行うとともに、建替の対象となる集合住宅や地域住民の交流拠点などを訪れ、まちづくりを進めていくうえでの貴重な体験を得ることができました。
【参加者の感想から】
・洛西ニュータウンのサブセンターにも「ひがしまち街角広場」のような
多様な世代の集う場所を作りたい。
・建替についても近い将来の課題であることを実感した。
・「千里住まいの学校」のような住居紹介等のシステムは洛西ニュータウンでも
ニーズが高いのではないか。
・これからのまちづくりは住民提案型による話し合いが大切という話が印象深かった。